省エネルギーにて、有価金属と排水の回収が同時に可能。
有価金属の回収/水のリサイクル装置
- 分離精製
- 分離精製
豊富なイオン交換樹脂の中から最適な樹脂を選択し、効率的なプロセス・設備を提案します。
レアメタルなど世界的に生産量が少なく、需要が逼迫している有価金属は回収リサイクルが鋭意進められており、イオン交換樹脂設備は単純な濃縮・溶離回収だけでなく、金属の塩変換を利用した回収工程プロセスの短縮・効率化に寄与する場合もあります。また、廃水・廃液から金属などを除去することで同時に水・薬液の回収が可能となり、放流排水の削減、環境負荷の軽減にも繋がります。 水回収主体の事例としては鉄線線材の酸洗後のリンス廃水の回収があり、 Fe2+が主体の鉄イオン50~200 mg/l・塩累イオン100~500mg/l程度の酸洗廃水を陽イオン交換塔と陰イオン交換塔で処理し、処理水を水洗用水として循環使用する方式であり、陽イオン交換塔の再生に使用する酸は高濃度で使用し、酸および Fe2+イオンを含む再生廃液は酸洗浴補給酸の一部として再利用します。
こんなことにお困りではないですか?
- 排水中の有価金属の濃度が希薄なので、より効率的に濃縮・回収したい。
- イオン交換樹脂に吸着させた後に薬剤を用いて溶離する事により、回収エネルギーコストが軽減出来ます。
- 排水中に有価金属以外の不純物が混在しているが、目的の有価金属だけを回収したい。
- イオン交換樹脂には金属イオンとの選択性に強弱があり、目的の有価金属を高純度で回収できます。
- 水資源或いは排水放流先に制約・限界があり、放流排水を回収再利用したい。
- イオン交換樹脂方式なら溶解イオン成分量に影響されますが、高回収率で水が回収できる可能性があります。
特徴
当社では三菱ケミカル社製のキレート樹脂及びイオン交換樹脂を用いて、各有価金属に応じた分離精製条件を選定し、独自の分離・回収技術を提供致します。
用途
装置納入事例:モリブデン、タングステン、バナジウム、アンチモン、ビスマス、貴金属 など
ラボ検討事例:亜セレン酸排水処理、Ni ・ Co 回収、エッチング液からのシュウ酸回収 など
水回収事例:鉄線酸洗排水、メッキ水洗水、塗装水洗水 など