
三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(以下、MCAS)は、公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センターの支援のもと、令和2年から令和4年の3年間にわたり、九州大学、静岡県立大学、福岡県築上町、みやま市と共同で取り組んだ「濃縮バイオ液肥製造に関する事業化プロジェクト」において、液肥の肥料成分を約20倍に濃縮することに成功しました。令和6年には築上町で濃縮バイオ液肥の一般販売が開始され、事業化を達成。濃縮バイオ液肥の開発により、し尿等の廃棄物の有効利用が促進され、資源循環型農業の発展に貢献しました。これらの取り組みが評価され、循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰を受賞しました。
MCASは、濃縮液肥施設の設計や性能確認を担うとともに、濃縮工程に三菱ケミカル社製の中空糸膜エレメントを導入することで事業化を推進しています。今後も、全国の自治体や事業体に対して液肥製造工程に関するソリューション提供を進め、循環型農業の推進とサステナブルな社会の実現に貢献していきます。
循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰とは・・・
廃棄物の発生量の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の適切な推進に顕著な功績があった個人、企業、団体を表彰し、その功績をたたえて、循環型社会の形成の推進に資することを目的として、平成18年度に環境省によって設けられました。
【関連情報】
◇公益財団法人 廃棄物・3R研究財団 3R・資源循環推進フォーラムHP:令和7年度循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰