三菱ケミカルアクア・ソリューションズが参画する濃縮バイオ液肥製造の取り組みが第34回「地球環境大賞」農林水産大臣賞を受賞

三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筑本 学、以下「MCC」)の完全子会社である三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、社長:鈴木 哲雄、以下「MCAS」)は、福岡県築上町・築上町液肥利用者協議会・国立大学法人九州大学大学院農学研究院とともに液肥を活用した資源循環型農業に挑んでいます。

このたび、MCASが取り組んできた濃縮バイオ液肥製造の成果などが評価され、第34回「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ、後援:経済産業省・環境省・文部科学省・国土交通省・農林水産省・総務省・日本経済団体連合会・日本商工会議所)の「農林水産大臣賞」を4者共同で受賞しました。2026年4月7日に東京・元赤坂の明治記念館で授賞式が行われました。

福岡県築上町は、旧椎田町だった1994年からし尿や浄化槽汚泥を液状の肥料(液肥)にする「資源循環型農業」に取り組んでおり、水稲や麦などの栽培に使用してきました。同町では、同町の全てのし尿を使って発酵させた液肥を農業用肥料として製造・販売し、町内で自給しています。2020年度には、全国初の液肥濃縮施設を建設し、2022年度には、産学官連携で研究を重ねUF膜と電気透析を組み合わせた濃縮技術により、肥料成分の約20倍濃縮を達成しました。MCASは、濃縮バイオ液肥の製造事業化の共同研究プロジェクトに参画し、施設の設計や性能確認および事業化の検証を行いました。さらに2024年度には福岡県築上町・国立大学法人九州大学・MCASの産学官3者共同出願による液肥濃縮に関する特許を2件取得しました。濃縮工程にはMCC製の中空糸膜エレメントを導入しています。

MCASは今後も自治体や事業体の液肥製造工程へのソリューション提供を進め、循環型農業の実現に貢献していきます。

【地球環境大賞について】

地球環境大賞は平成4年、「産業の発展と地球環境との共生」を目指して創設されました。企業、行政、市民が一体となった顕彰制度で、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン、名誉総裁・秋篠宮皇嗣殿下)の特別協力を得ています。

地球温暖化の防止、循環型社会の実現に寄与する新技術・新製品の開発、環境保全活動・事業の促進、持続可能な社会システムの探求、地球環境に対する保全意識の一段の向上を目的としています。国際連合が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の理念とも一致した取り組みです。

地球環境大賞Webサイト:https://www.sankei-award.jp/eco/

■ご参考 2023年6月28日付リリース:全国初の濃縮バイオ液肥施設で約20倍の肥料成分濃縮に成功